削る量を最小限におさえた
痛みの少ない虫歯治療
歯を長持ちさせるためには、質の高い治療や予防をすることが大切です。
歯科治療は歯の組織をもとに戻すものではないため、繰り返さないよう工夫する必要があります。
当院では、削る量を最小限におさえ、かつ痛みの少ない治療をご提供しております。
大人の方はもちろん、お子様でも安心して受けられますので、お気軽にご相談ください。
こちらのページでは、虫歯治療の内容についてご紹介します。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 歯がズキズキ痛む
- 歯がしみる
- フロスを通すと引っ掛かる
- 以前詰めた物が取れた
- 食べ物が詰まりやすくなった
- 虫歯の再発が心配
虫歯について
虫歯とは
虫歯とは、菌の出す酸によって歯の組織が溶かされる疾患です。
歯の質は人によって異なり、もともと弱い方もいれば強い方もいます。
同じ方法でお手入れをしていても虫歯になる方はいますので、予防をするには定期検診が欠かせません。
脱灰状態の初期虫歯であれば、歯を削らずに治すことが可能です。
●脱灰
歯の表面にあるエナメル質からカルシウムやリンが溶け出した状態を指します。
痛みはなく、見た目もほとんど変わらないため、患者様自身で気づくことは難しいでしょう。
このタイミングで対処ができれば、歯を削らずに再石灰化を促して治すことが可能です。
●再石灰化
脱灰した部分にカルシウムやリンを戻すことです。
唾液にはその力があり、虫歯予防としておこなうフッ素塗布では再石灰化を促進させることができます。
虫歯ができやすい場所
●歯と歯の間
歯と歯の間は歯ブラシの毛先がうまく届かないため、デンタルフロスを使用しないと虫歯のリスクが高まります。
食べ物が詰まりやすい方はとくに注意しなければいけません。
まずはフォルダーつきのものから使ってみて、慣れたら糸だけのタイプに切り替えましょう。
●歯の根元
歯の根元は磨き残しが起こりやすい部位です。
そのうえ頭の部分よりエナメル質が薄いため、虫歯の進行も早めです。
意識して歯ブラシの毛先をあてるようにしましょう。
●噛み合わせ面
噛み合わせ面の溝が深い部位は食べかすがたまりやすいため、虫歯のリスクが高めです。
歯ブラシの毛先をしっかりあてましょう。
使い古した毛先が広がっている歯ブラシでは除去率が低下していますので、月1回の交換をおすすめします。
大人と子どもの虫歯の特徴
●大人の虫歯の特徴
・痛みを感じにくく進行が遅め
大人の虫歯は、ゆっくり広がっていくため痛みを感じにくいとされています。
そのため、自覚症状がでたときには神経を抜かざるを得ない状態になっているケースも少なくありません。
・根元が虫歯になりやすい
歯周病や歯磨きの圧の影響で歯ぐきが下がって、エナメル質の薄い根元に虫歯ができる傾向にあります。
必要以上に力が入らないよう、鉛筆持ちで磨きましょう。
・虫歯の再発リスクが高い
定期検診に通うための時間の余裕がないと、虫歯を治療しても再発を防ぐことはできません。
仕事や家事、育児で忙しい方はとくに注意です。
●子どもの虫歯の特徴
・痛みを感じやすく進行が早め
乳歯は永久歯にくらべて歯の質が柔らかく、組織同士の距離も短めです。
進行が早いため、定期検診や予防が欠かせません。
・噛み合わせ面が虫歯になりやすい
乳歯は噛み合わせ面の溝が深い傾向にあります。
エナメル質も柔らかく薄いため、シーラントという処置で虫歯を防ぐことをおすすめします。
虫歯について
虫歯は段階によって治療法が異なり、初期段階であれば歯を削らなくても治療が可能です。
発見が早ければそれだけ治療の痛みを少なくでき、費用もおさえられます。
負担が少なく済みますので、早期発見・早期治療を心がけましょう。
C0
脱灰状態を指します。
エナメル質に完全に穴が開いているわけではなく、適切な処置をおこなえば再石灰化(自然修復)が期待できます。
歯を削って治す必要はありません。
自覚症状はなく、変化としては見た目が茶色や少し白っぽくなる程度です。
●C0の治療法
普段のお手入れ方法に問題がないかを確認し、改善すべき点があれば正しいやり方を丁寧にお伝えします。
フッ素塗布をすることで再石灰化を促すことができるため、必要性をご説明し、定期検診のタイミングで受けていただきます。
C1
エナメル質内に虫歯がとどまっている状態を指します。
穴は開いていますが、C0と同じで自覚症状はほとんどありません。
歯を削って治療する可能性が高いですが、麻酔は必要ありません。
痛みに弱い方も問題なく受けられます。
●C1の治療法
初期の段階であればC0と同じようにお手入れ方法の改善や、フッ素塗布をおこなって経過観察をします。
ある程度進んでいる段階であれば、CR(コンポジットレジン)とよばれる白い詰め物で対応します。
保険が使用でき、1回で治療が可能です。
C2
象牙質まで虫歯が進んだ状態を指します。
エナメル質とは違い、神経につづく細い管が無数に存在するため、しみたり、ズキズキと痛んだりなど目立った自覚症状が生じます。
この段階で治療ができれば歯の神経を失わずに済みますが、痛みを我慢して生活する方も少なくありません。
症状がある場合は我慢せずに早めに受診しましょう。
●C2の治療法
初期の段階であればCRで対応でき、ある程度進んでいる段階であれば、型取りをして詰め物をおこないます。
自費診療であれば見た目が天然歯にそっくりな状態にまで仕上げることが可能です。
治療回数はCRの場合は1回、型取りが必要な詰め物の場合は2回です。
C3
歯の神経が存在する歯髄(しずい)まで虫歯が進んだ状態を指します。
場合によっては市販の鎮痛剤が効かないほどの強い痛みがでることもあるため、注意が必要です。
C3まで進むと歯の神経を残しておくことは難しく、治療期間も長くなる傾向にあります。
●C3の治療法
歯の神経を取り除く根管治療をおこないます。
1回や2回で終わる治療ではないため、長期的にみて受診することが大切です。
根管治療後は、コア(土台)や最終的な被せ物を入れる必要があります。
治療回数はトータルで5~6回です。
C4
歯冠(歯の頭の部分)がほとんど溶かされてしまい、根っこだけが残った状態を指します。
歯髄は壊死しているため、痛みを感じないという方も少なくありません。
しかし、決して治ったわけではなく、歯の内部では菌が増殖し続けており、放置することで根っこの先に膿がたまる根尖病巣(こんせんびょうそう)のリスクが上がります。
●C4の治療法
早期の段階であれば根管治療をおこなって歯の保存を図ります。
しかし、ある程度進行している場合はそれが難しく、抜歯をご提案させていただくこともあります。
虫歯の原因・メカニズム
虫歯のメカニズム
虫歯の根本的な原因は、磨き残しです。
食べかすに付着した菌が増殖して歯垢を作り、2日経過すると硬い歯石へと変化します。
歯石の表面はざらついているため、その上にさらに歯垢や食べかすがつきやすくなります。
いくら歯磨きに時間をかけていても、毛先がしっかりあたっていなければ汚れを除去できません。
歯の根元の磨き残しは、根っこの虫歯や歯周病のリスクを高めるため、注意しましょう。
虫歯を予防するにはお手入れの質を上げて、定期的に歯科医院での定期検診を受けることが大切です。
虫歯の原因
●子どもの場合
・生えたばかりの歯は段差があって磨きにくい
永久歯に生え変わる時期は段差が多く、磨き残しがおこりやすい傾向にあります。
そのため、ご家族の方による仕上げ磨きが欠かせません。
・お菓子や飲み物の与え方
粘り気のあるお菓子、糖を多く含むスポーツドリンクや果汁ジュースなどの飲み物は、虫歯のリスクを高くします。
与える場合は種類に気をつけましょう。
・遺伝的な要因
歯の質が弱い、骨格の問題で歯並びが悪いなど、遺伝的な原因が隠れている場合もあります。
●大人の場合
・遅い時間の飲食
遅い時間に食事をすると睡眠時間が少なくなるため、お手入れにかける時間が短くなりがちです。
就寝中は唾液の分泌量が減り、起きているときよりも虫歯のリスクが高まります。
お手入れに時間をかけるためにも、食事は早めに済ませましょう。
・お手入れ不足
仕事や家事、育児に追われて、お手入れが大雑把になってしまう方は少なくありません。
力任せに磨いても毛先が汚れに当たっていなければ意味がないため、余裕をもってお手入れをしましょう。
忙しい方にこそ歯科医院での定期検診をおすすめします。
・歯ブラシが適していない
大人用の歯ブラシは種類が多く、適さないものを使用していると汚れの除去率が低下します。
歯ぐきが健康な方は普通か硬めのものを選び、歯周病と診断されている方は普通か柔らかめのものを選びましょう。
馬橋歯科医院での
虫歯に対するアプローチ
●分かりやすい説明
事前検査の結果を分かりやすくご説明し、治療にかかる費用や日数、痛みの有無についても理由を含めてお伝えします。
患者様の同意なしに治療を進めることはありませんので、ご安心ください。
●なるべく削らないMI治療
歯の寿命を延ばすためにも削る量を最小限におさえた治療をご提供しております。
削った部位を元に戻すことはできないからこそ、治療は慎重におこなわなくてはいけません。
虫歯の再発防止のための予防にも力を入れています。
●虫歯だけを取れるレーザー治療
通常虫歯はタービンという機械をつかって削って治しますが、当院では最先端のレーザー治療を用いて痛みが少なく、かつ無駄に削らない治療をご提供しております。
レーザーは虫歯の部位にのみ反応するため、健全な歯を多く残すことが可能です。
●できるだけ歯髄を残す歯髄温存療法
歯髄を失った歯は栄養や酸素が行き届かなくなり、寿命が大幅に短くなってしまいます。
ヒビや破折といったトラブルをはじめ、虫歯の再発のリスクも高めです。
できるだけ歯髄を残せるよう丁寧な治療と予防をご提供します。
●患者様にあった予防でお口の健康を守る
虫歯の治療をしたら終わりではありません。
再発予防として患者様にあった内容で定期検診をおこなっております。
普段のお手入れや食生活のお悩みに対するアドバイスも可能ですので、お気軽にご相談ください。
再発予防の大切さ
自宅でできる虫歯予防
●フッ素入りの歯磨き粉の使用
フッ素は歯の再石灰化を促進させ、エナメル質の強化にも役立ちます。
歯磨き粉はフッ素入りの物を選び、口の中にある程度停滞させるために、歯磨き後のうがいは1回にしましょう。
●デンタルフロスや歯間ブラシを使用する
歯ブラシだけでは口全体の汚れを落とすことはできません。
1日1回はデンタルフロスを通し、必要があれば歯間ブラシも使用しましょう。
歯間ブラシの適切なサイズについては歯科医院でご確認ください。
●キシリトールガムを噛む
代用甘味料であるキシリトールは、甘さは感じますが虫歯になりません。
噛む回数が増えることで唾液の分泌も促します。
甘いものが食べたくなったときは、ぜひキシリトールガムをお選びください。
●定期的なうがい
定期的なうがいをすることで口のなかの乾燥を防ぎ、虫歯や歯周病、口臭のリスクをおさえられます。
刺激が強い洗口剤は口内炎など傷がある場合にしみる可能性があるため、注意が必要です。
よくある質問
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乳歯の虫歯は永久歯に影響しますか?
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乳歯で重度の虫歯になると、その下にある永久歯のエナメル質がうまく作られなかったり、変色した状態で生えてきたりすることがあります。
菌が増える原因でもあるため、乳歯の頃から予防を意識しましょう。
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過去の経験から歯科医院が怖いです。
治療は可能でしょうか? -
少しでも恐怖心を和らげるために、痛みは最小限におさえ、常に患者様がリラックスできる環境を保っています。
ぜひ当院までお越しください。
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麻酔はどのようにおこなっていますか?
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ご希望があれば先に表面麻酔をして麻酔液を注入します。
電動麻酔器を使用しているため、痛みはほとんどありません。
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金属アレルギーですが治療は可能ですか?
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アレルギーに配慮した治療をご提供しております。
パッチテストもおこないますので、安心してご来院ください。
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他院で治療した歯が痛いです。
診てもらえますか? -
はい、可能です。
状態を正確に把握するために、虫歯や歯周病のチェックやレントゲン検査が必要になりますので、その点はご了承ください。
著者 Writer
- 福岡実千世
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