目立たないマウスピース矯正で
すきっ歯を治そう
「すきっ歯は矯正治療をしても後戻りがおこりやすい」と聞いたことはありませんか?
実際にすきっ歯はほかの歯並びにくらべると後戻りのリスクは高めです。
しかし、装置を正しく使いトラブルなく過ごせば、後戻りのない美しい歯並びに仕上がります。
当院では、対応可能な症例が多く、かつ微調整もできるアソアライナーを導入していますので、マウスピース矯正ですきっ歯を治すことが可能です。
歯並びでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
こちらのページでは、すきっ歯の治療方法についてご紹介します。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 目立たない方法ですきっ歯を治したい
- すき間に食べ物が詰まりやすい
- すき間の歯ぐきが腫れている
- 歯の横の面がうまく磨けない
- すきっ歯は治した方がいいと指摘された
- すき間があって噛みにくい
すきっ歯について
すきっ歯とは?
すきっ歯とは、歯と歯の間にすき間がある状態を指します。
全体にすき間がみられる「空隙歯列(くうげきしれつ)」と、真正面にのみすき間がみられる「正中離開(せいちゅうりかい)」の2つに分類されます。
●タイプによって治療法が異なる
空隙歯列と正中離開は同じすきっ歯ですが、治療法が同じとは限りません。
正中離開は直接的な原因が歯でないケースも多く、矯正治療をすぐに始められない場合もあります。
軽い外科手術が必要になることも珍しくありません。
●抜歯のリスクは低い
ほかの歯並びとは違い、スペースが余っていることですき間が開いているため、抜歯のリスクは低めです。
すき間の大きさにもよりますが、とくにマウスピース矯正とは相性のいい歯並びといえるでしょう。
●後戻りが起こりやすい
後戻りは歯の移動量が多ければそれだけ起こりやすくなるため、すきっ歯はほかの歯並びにくらべてリスクが高いといえます。
しかし、装置を正しく使えばリスクを最小限におさえることができます。
原因
すきっ歯の原因には、先天的要因と後天的要因の2つがあります。
乳歯列のときのすきっ歯は正常な場合がほとんどですのでご安心ください。
永久歯に生え変わった後にすき間ができている場合は、矯正治療をおすすめしています。
●先天的要因
・歯の本数が少ない
歯の生える本数は決まっていて、乳歯は20本、永久歯は28本(親知らずを含めると32本)です。
基準よりも少ない場合は「先天性欠如(せんてんせいけつじょ)」といい、すきっ歯の1~2割はこれが原因とされています。
通常よりも歯の本数が少ないため、虫歯や歯周病にはより注意が必要です。
・歯に対して顎骨が大きい
骨格は遺伝的要素が大きく、顎骨がしっかりしすぎている場合は、歯の本数に問題がなくてもすきっ歯になる可能性があります。
・顎骨に対して歯が小さい
歯の大きさにも個人差があり、小さすぎるとすきっ歯になる可能性があります。
しかし、先天性欠如や顎骨が大きい場合よりもすき間は小さめであるケースが多い印象です。
・小帯の位置異常
小帯(しょうたい)とは、唇と歯ぐきをつなぐ細いスジのことを指します。
唇の真ん中にありますが、歯の根元まで伸びていると前歯の真ん中にすき間ができます。
正中離開の主な原因であり、すき間を閉じるためには小帯の位置を変える軽い手術が必要です。
●後天的要因
・歯並びの崩れ
虫歯や歯周病などで失った歯を放置していると、全体の歯並びが崩れてすきっ歯になることがあります。
噛み合わせは常に同じではないため、定期的にチェックすることが大切です。
・舌を前に出したり、歯に押し付けるくせがある
内側から圧がかかるようなくせがあると、歯が外側に広がり、すきっ歯につながる場合があります。
くせは意識しなければ直すことができません。
お子様の場合はとくに難しいため、くせの改善も期待できる小児矯正がおすすめです。
すきっ歯を放置することのリスク
誘発される症状・お悩み
●見た目
前歯にすき間がない場合は、笑ったときに歯の色が相手の視界に入ります。
しかし、すき間があるとその部分が黒く映るため、黒色の何かが詰まっているようにみえてしまう場合があります。
●食べ物が詰まりやすい
すき間の大きさにもよりますが、通常よりも食べ物が詰まりやすい傾向にあります。
そのため、人前での食事が苦手な方も多くいらっしゃいます。
接客業の方や外食がお好きな方は、早めの治療をおすすめします。
●お口のなかが乾燥しやすい
すき間があることで空気がとおりやすくなるため、乾燥のリスクは高めです。
お口のなかが乾燥すると、唾液の働き(殺菌作用や再石灰化作用)が得られにくくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。
●歯の側面に汚れが着色がつきやすい
すきっ歯は通常よりも側面に汚れがつきやすい傾向にあります。
すき間の大きさによっては意識して磨いてもしっかり落とすことが難しくなるため、審美性を維持するには定期検診が欠かせません。
●噛む力に少しだけ影響する
「噛む」という動作は、上下の1本が噛み合っているわけではありません。
2本で1本を受け止めるという作りになっているため、強く噛みしめても耐えることができます。
すきっ歯の場合は上の1本を下の1本で支えたり、歯の一部分のみで支えている場合もあるため、通常よりも耐久性が弱くなっています。
そのため、強く噛みしめると全体の噛み合わせが変化し、さらにすき間が広がる可能性があります。
馬橋歯科医院での
すきっ歯に対する治療方法
すきっ歯は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらでも治療が可能です。
抜歯のリスクが少ないため、無理にワイヤー矯正を選ぶ必要はありません。
当院では対応可能な症例が多く、かつ微調整もできるアソアライナー(マウスピース矯正)を導入しています。
人目を気にせずにすきっ歯を治したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、取り外しが可能な透明の装置を使った治療法です。
当院では「アソアライナー」を使用しています。
すきっ歯は基本的に抜歯のリスクは低めですが、舌のくせが原因ですき間ができている場合などは、抜歯が必要になることもあります。
同じすきっ歯でも状態によって治療内容は異なりますので、まずはご相談ください。
●基本的な治療の流れ
・カウンセリング
歯並びに関するお悩みにお答えし、矯正治療の大まかな流れをご説明いたします。
分からないことや気になることがあればお気軽にご相談ください。
・精密検査
治療計画を立てるための検査で、顔と歯の写真撮影、レントゲン検査、デジタルスキャンや型取りなどをおこないます。
後日、治療計画をお伝えし、同意をいただければマウスピースの製作に移ります。
・マウスピースを受け取り矯正治療開始
技工所から送られてきた「ソフト」「ミディアム」「ハード」の3種類のマウスピースをお渡しします。
カウンセリングの際に大まかな使い方については説明させていただきますが、間違えのないよう再度お伝えし、はめ方の練習もおこないます。
7〜10日程、「ソフト」「ミディアム」「ハード」段階的に装置を取り替えて装着することで、歯が動く仕組みです。
・歯型を採取して新しい装置を製作
お渡しした装置を使い切ったら、新しい装置を作るために再度歯型を採取してデータを技工所へ送ります。
理想の歯並びになるまで、この流れを数回繰り返します。
・メイン治療が終了したら保定期間に入る
理想の歯並びになった後は、その状態をキープするための保定期間に入ります。
ハードタイプのアイライナー(保定装置)を使用し、後戻りを防ぎます。
●状態によってはワイヤー矯正が必要
歯が歯ぐきのなかに埋まっている場合や、抜歯が必要なケースではワイヤー矯正を併用して治療をすすめることがあります。
●正中離開では手術が必要な場合がある
小帯の位置異常がみられる場合は、麻酔をして根元部分の小帯を切り取り、歯ぐきの傷が治ってから矯正治療へ移ります。
正中離開だからといってかならず手術が必要になるわけではありません。
気になる方は一度ご相談ください。
定期検診
矯正治療中は、マウスピースによって歯が唾液に浸っている時間が短くなり、唾液のもつ殺菌作用や再石灰化作用といった効果を得られにくくなります。
虫歯や歯周病のリスクが上がるため、定期検診は忘れずに受けるようにしましょう。
定期検診を受けることで得られるメリットは以下のとおりです。
●歯石や着色、バイオフィルムを除去できる
歯石は、歯周病が悪化する原因です。
しかし、歯ブラシの毛先の力では落とすことができません。
専用の機械を使うクリーニングで徹底的に除去します。
歯の表面にはバイオフィルムとよばれる細菌が集まってできた透明な薄い膜が存在します。
バイオフィルムがあると汚れがつきやすくなるだけでなく、薬液が浸透しにくくなるため、定期的な除去が必要です。
審美性を高める着色除去も合わせておこないますので、健康と清潔感を維持しながら矯正治療を続けられます。
●ブラッシング指導
歯並びによって適切なお手入れ方法は異なります。
ブラッシング指導では、すき間に合わせた磨き方や、デンタルフロスや歯間ブラシといった補助用具の使い方まで丁寧にお伝えしています。
磨きうせが改善されてよりレベルの高いお手入れができるようになるので、こちらも定期的に受けるようにしましょう。
矯正期間中における大切なこと
●装置をきちんとつける
マウスピース矯正の種類や歯並びの状態にもよりますが、基本的に1日20時間前後の装着が必要です。
装着時間が短すぎると計画通りに歯が動かなかったり、後戻りがおこったりする可能性があるため、注意しなければいけません。
患者様の管理次第で仕上がりが左右されますのでご協力をお願いします。
●丁寧なお手入れを意識する
矯正中は、通常よりも虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
毎日のお手入れは丁寧におこない、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシといった補助用具も使用しましょう。
お手入れ方法に自信のない方は、お気軽にご相談ください。
歯ブラシの持ち方から動かし方、力の入れ方、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方まで分かりやすくお伝えいたします。
●硬いものはなるべく噛まない
痛みが強い間は、硬い食べ物は避けることをおすすめします。
うどんやおかゆなど、できるだけ柔らかくて消化のいいものを選びましょう。
ワイヤー矯正とはちがって食事制限はないため、痛みが落ち着いたら肉や魚など自由に食べても問題はありません。
栄養バランスのよい食事は、お口の健康にも役立ちます。
ぜひ意識してみてください。
●口周りの機能トレーニング
小児矯正では、お子様の唇や舌のくせを直すための機能トレーニングもおこなっております。
唇や舌のくせは、すきっ歯のほかにも出っ歯や受け口など、さまざまな歯並びを誘発します。
口呼吸や発音障害の改善や予防にもつながるため、お子様の唇や舌のくせが気になる方は小児矯正をご検討ください。
矯正治療後のメンテナンスについて
歯並びをメインの治療できれいに整えたら、その状態をキープするための保定期間に入ります。
期間中に使っていただく保定装置は、メインと同じ取り外しが可能なタイプになることがほとんどです。
●保定装置の装着時間に気をつける
メインの治療と同じで、保定装置も装着時間が短すぎると後戻りがおこります。
場合によっては矯正治療のやり直しが必要になるため、十分に注意しましょう。
●保定期間中も定期検診は必要
虫歯や歯周病のリスクはメインの治療と変わらないため、定期検診は引き続き必要です。
トラブルが少なければ、それだけ計画通りに歯を動かすことができます。
仮にトラブルがおこっていなかったとしても、お口を清潔に保つにはクリーニングが必要です。
定期検診は忘れずに受けるようにしましょう。
また、保定期間中にトラブルがあった場合は、次の予約日を待たずに早めにご連絡をお願いします。
よくある質問
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すきっ歯は後戻りがしやすいって本当ですか?
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すき間があればそのぶん歯を動かす量が多くなるため、後戻りのリスクが高まります。
しかし、メインの治療と合わせて保定期間中も装置をしっかりと使用すれば問題はありません。
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子どもの頃のすきっ歯は、なぜ問題ないのでしょうか?
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乳歯はもともと永久歯よりもサイズが一回り小さめです。
そのため、すき間ができるのはごく自然なことで心配はいりません。
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前歯に少しだけすき間があります。
矯正治療以外で治せますか? -
矯正治療以外では、歯の表面に薄いシェルを貼り付けるラミネートベニア、もしくは被せ物があります。
どちらも歯を削る必要があるため、健康な歯にはあまりおすすめできません。
保険の白い詰め物でもすき間を埋めることは可能ですが、取れやすい傾向にあります。
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すきっ歯の治療期間はどのくらいですか?
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平均で半年~1年半くらいです。
歯並びの状態や、部分矯正か全体矯正かによっても変わりますので、気になる方は一度ご相談ください。
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虫歯や歯周病が原因ですきっ歯になることはありますか?
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虫歯や歯周病で歯を失いそのまま放置していると、両端の歯が倒れてきて、結果全体の歯並びや噛み合わせが崩れます。
すきっ歯になるリスクは高いといえるでしょう。
著者 Writer
- 福岡実千世
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